先日、2月はデトックス準備に最適!というお話をしました。
その中でご紹介していた、アーユルヴェーダ朝習慣について詳しくご紹介します。
まずは、とっても簡単な2つと、今の時期におすすめのことについて。
朝はデトックス準備にピッタリ
朝スッキリ起きられた日は、準備もはかどって1日を気持ちよくスタートできると感じませんか?
アーユルヴェーダでは、日の出の95分前は神聖な時間帯とされています。
ヨガやアーユルヴェーダのトレーニングの時は、毎日その時間に起きていたのですが、本当に静寂に包まれていて深呼吸するだけでリラックスできる…そんな素敵な時間でした。
早めに寝た翌日など、ぜひ一度体験してみてください。
もちろん、毎朝その時間に起きて…というのは現代の生活の中では難しいかもしれませんが、1日の始まり朝を気持ちよくスタートするためのアーユルヴェーダ Tips が沢山あります。
アーユルヴェーダ的朝習慣
<初級>舌磨き
朝起きて、まず行ってほしいこと。それは鏡の前でベーと舌を出してみてください。
ピンク?白?赤や黄色?茶色や黒?
色や状態で、今の健康状態が分かるんですよ!
舌の上のその物体…それは、消化しきれなかった、未消化物=毒素なのです。
でもよく考えてみてください。
「わたし、毒素ですよ〜」と外に出ようとしてくれている。ありがたいですよね。笑
せっかく出てきてくれているので、綺麗にしてあげましょう。
- 「タンスクレーパー」またはティースプーンなどを準備する
- 2−3回舌苔を掻き出す
やりすぎてしまうと、味蕾を傷つけてしまうので程々に…
また、歯ブラシなどでゴシゴシするのも、同じく味蕾を傷つけてしまったり、せっかく出ている毒素を押し戻してしまうことになるので、この2点は注意してくださいね。
<初級>白湯を飲む
「白湯を飲む」は最近ではメジャーな健康法になってきているように感じますが、皆さんは飲んでいますか?
睡眠中に失った水分補給はもちろん、消化器官に残っている未消化物を流してくれたり、胃や腸を目覚めさせてくれる効果もあります。
何かしながらではなく、ぜひゆっくり座って一口一口味わってみてください。
のど、食道、胃へとじわ〜っと温かさが広がっていくのを感じることができます。
白湯は、アーユルヴェーダでは、水(カファ)を火(ピッタ)で沸騰(泡=空気=ヴァータ)させる、3つのエネルギーのバランスが取れた飲み物と考えられています。
蓋を開けて、やかんでぶくぶくさせた白湯は、とってもまろやかで甘味を感じます。
でも、飲まないより、飲んだ方がいいので、無理はせずケトルや温水が出るウォーターサーバーなどの白湯でもいいのでは?と私は考えています。
生姜を入れたり、スパイスを入れたり…色々アレンジはできますが、朝の1杯目はやはりそのままの白湯が一番です。
2杯目以降は、お好きなアレンジを楽しんでみてください。
前日の夜に重たいものを食べて、もたれているなぁという時は、お腹が空くまで白湯を少しずつ飲むというのもおすすめです。
また、とても暑い夏の日などは、無理をして熱々を飲むのではなく、心地よいと感じる温度まで冷ました白湯にします。
<中級>鼻うがい+オイルで保湿
皆さんは、鼻うがいしたことありますか?ちょっと痛そう…というイメージがありますか?
最近は、薬局の花粉症コーナーなどでも、鼻うがいセットのようなものが売っていますよね。
鼻は脳への入り口、スッキリ目覚めて頭がクリアになることに加えて、花粉症・風邪・感染症などの予防にもなります。
- 「ネティポット」、岩塩を準備する
- ネティポットにティースプーン半分くらいの岩塩を入れて、お湯を少量入れて溶かす。溶けたら水を入れて適温にする。(1%の濃度が適していると言われています)
- 身体を洗面台の方に傾けて右側(もしくは左側)を向く
- 右の鼻穴にネティポットを添え、流し入れる(口を開いて「あー」と言いながら脱力して行うと楽です)
- 反対も同じように行う
- 片鼻を抑えて「ふんっ」と優しく中に溜まっているお水を吐き出す
- アヌタイラやキュアリングしたごま油で鼻の穴を保湿する
できるかな?と不安ですか?
私も初めはちょっと不安でした・・・
でも、真水ではなく塩水で行うこと、水ではなく、温かいぬるま湯くらいで行うこと
この2点を守れば、痛みはありませんので安心してください。
慢性的に鼻腔にトラブルをお持ちで通院しているなどの場合、かかりつけ医に相談してから行って下さいね。
まとめ
呼吸をするときに、吐ききらないと息が吸えないように、健康のための習慣も、「手放す」ことから始めてみると新しく取り入れたことの効果が出やすくなります。
まずは、毒素を手放す!ことから始めてみませんか?