アーユルヴェーダにおける食事
「You are what you eat」
という言葉があるように、健康にそして幸せに生きていくために食事はとても重要です。
アーユルヴェーダにおいては、食べたものの属性が私たちの心や身体に影響すると考えられいます。
例えば、新鮮で旬の食べ物を食べれば、エネルギーがみなぎり活力になる。逆に、加工食品や作ってから時間がたってしまった食べ物は、だるさや必要以上の重さをもたらすといったような感じです。
アーユルヴェーダシェフトレーニング
カウアイ島で初めてアーユルヴェーダのごはんを食べて、こんなにも心も体も変わることができるんだ…と感動した私は、家に帰ってからもスパイスを買ってみて色々と作ってみてはいたのですが、なんだかイマイチ…あの時の感動がない…ということで、作る頻度もどんどん減ってしまっていました。
そんな時、千葉県の館山市で日本の旬の野菜を使って、師匠 Myra のアーユルヴェーダクッキングのトレーニングがあると聞き、すぐに申し込みました。
久しぶりのディナチャリアに沿った生活
もちろん、スケジュールはカウアイ島でのトレーニングと同じくディナチャリア(理想的な1日の過ごし方)に沿ったスケジュールで行われます。
カウアイ島でのトレーニングについては、こちらの記事もご覧ください。
朝食は、アシスタントの方が作ってくれるのですが、昼食と夕食は全て自分たちで作っていきます。
朝のアーサナが終了したら座学→昼食の2時間前になったらキッチンに移動して実習、午後も座学→夕食の2時間前から実習という流れでとにかく一緒にやってみる形でトレーニングは進んでいきます。
1回目のカウアイ島の時とは違い、この時は「ヨガとアーユルヴェーダの仕事をしていきたい!」という気持ちを持って参加していたので、最初から最後まで前向きに過ごす事ができ、以前から気になっていたこともどんどん質問したり…とても充実した時間が過ごせました。
トレーニングを終えて感じた気づき
このトレーニングの参加者は、事前にオンラインのアーユルヴェーダ基礎講座を受講します。
そして、トレーニングの中ではスパイスや食材が持つ質の話など知識的な内容ももちろんあります。
でも、私が最も勉強になったのは、実習やメニュー案を作成してシェアする時間です。
実習では、決められたメニューを作るのではなく当日仕入れた新鮮な食材を見て、それぞれの担当者が使うオイルやスパイス、調理法を考え Myra に相談、アドバイスをもらってみんなで調理していきます。
自分では思いつかないようなオイルとスパイスの組み合わせがあったり、初めて体験する味がありワクワクしたのを覚えています。ごはんにココナッツオイルという組み合わせはちょっと苦手で、少し残してしまいましたが…笑
料理は創造です。創造を楽しんでください。
トレーニングでの師匠 Myra の言葉より
いつも聞いていた師匠の言葉の意味がやっと分かった瞬間でした。
それまでの私は、「私はピッタ・カファの体質だからこのスパイスはダメだし、例えば発酵食品も好きだけど、ピッタを乱すから使わない」というように〜してはダメという考えで調理していたので、いつも同じような食材・同じような味になってしまっていたので、アーユルヴェーダ料理を楽しめていなかったのです。
ダメではなく、控えめにそして頻度を落として使うことで、バランスを乱さずに楽しむことができると考え方を変えることができました。
「何事も適量に」
今はそのことを大切に、自分なりに楽しんでメニューを考えられるようになりました。
その後の活動
トレーニングを終えてからは、アーユルヴェーダ料理を作ることが楽しくなり、そして以前より美味しい!と感じられるようになり、他の人にも食べてもらいたいなぁと思うようになりました。
お世話になっていたヨガスタジオのオーナーに相談して、ヨガ&アーユルヴェーダごはんのワークショップを開催させてもらったり、スタジオのワークショップの時にケータリングをさせてもらったりと一人でできる範囲ではありますが、楽しくアーユルヴェーダごはんのシェアをしていました。
実際に参加してくださった方から「いつも何を食べても、もっと食べたいという気持ちなんですが、今日は満たされてると感じました」と声をかけてもらった時には、やっぱりアーユルヴェーダごはんっていいなぁと改めて思いました。
そして、こういう食事があるということをもっと知ってもらいたいとも思いました。
サロンでは、オプションメニューとして施述後のアーユルヴェーダごはんをご準備したり、ヨガインストラクターの友達と一緒にリトリートを企画してアーユルヴェーダごはんを振舞ったり…今後はそんなこともしていきたいなぁと思っています!
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